<著者について>
1961年 慶應義塾大学経済学部卒業。
卒業後イタリア、ドイツ、アメリカへ留学。
イタリア、フォコラーレ服飾学院卒業。
イタリア留学時に、ペピーノ・マレリー氏(イタリアマレリー社第3代社長)と出会う。
国内外のファッション業界で活躍、「ハイミセス」(文化出版局)の専属モデルとしても活躍する。
1967年 株式会社ユニオントレーディング代表取締役社長に就任。
1979年 マレリージャパン株式会社設立/代表取締役社長に就任。
1989年 マレリージャパン株式会社を「株式会社 萌」に社名変更。
2015年 代表取締役会長に就任。
2019年 6月 自叙伝『La Bella Vita』を出版。
<出版社から>
「エレガンス」という言葉の持つ美しさをこれほど感じた本は初めてです。
経営者としてどんな状況でもエレガンスであること、それはキッパリとなんと潔く、美しい生き様でしょうか!
著者のお生まれや育ちの良さがベースにあるとしても、人として在り方、考え方に同じ経営者として居住まいを正す思いになりました。
戦後、ヨーロッパに滞在した時に、まだ日本は貧しくおしゃれをするという時代ではなかった。いつかこんな服装ができる日本になるのだろうか?そのために何ができるのか?
今でこそ、日本でも当たり前に身近にあるブランドとライセンス契約を結び日本のエレガンスを牽引された水口さん。
やがて、日本にもクリスチャン・ディオールの直営店ができ、それはライセンス契約が終わるということでした。
そのとき「日本人もおしゃれになって、皆が買える時代になった」ことを喜び、目的を果たせたと爽やかに言い切る姿。
未来を描き、社会に貢献することを一番に考える、これこそ経営者としての志だと思います。
お孫さんが生まれるために日本の公園に寄贈されているベンチには
「語り合いましょう。地球規模で、未来の夢を」
と入っているそうです。
人として美しく在ることをあらためて心に誓う本だと思います。
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